住人の小話

2

となりの、あいてる。

何も話さない時間も、ふたりぶん。

アーチの子が、いつもの敷物にいた。

輪っかしっぽが、カップをふたつ並べた。ひとつは白、ひとつは黄色。

「ここ、あいてる?」

アーチの子は、ほんの少しだけ横へ寄った。

湯気がのぼる。窓の外で、葉っぱが一枚うごく。

「あったかいね。」

「うん。」

それだけ話して、また、湯気を見ていた。

住人たちの創作のお話です。診断結果や性格についての説明ではありません。

この話の、住人たち。

気になった子を、図鑑でのぞいてみる。

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